2020年司法統計年報によると、離婚原因の男女総合1位は「性格の不一致」、2位は「精神的苦痛」、3位は「生活費を渡さない」、4位「暴力」、5位は「異性関係」となっています。
異性関係(浮気)は、夫から申し立てる事例が2,132件に対し、妻からのが6,505件となっており、夫の浮気が原因による妻の申し立てが多いということがうかがえます。
ここでは、浮気が原因で離婚している男性がどのように後悔しているのかについて探ってみました。
浮気が原因で離婚して後悔した男性の事例
事例1:会社の同僚との浮気
Aさんは、結婚20年以上で妻と二人の子供がいる50代男性。大手企業でバリバリと働いており、忙しい日々を送っていました。そんな中、同じ部署で働く若い女性社員に、仕事上のアドバイスをAさんがしたことにより親しくなり、次第に浮気関係へと発展しました。
Aさんは、週末でも仕事を理由に家を空けることが増え、その間に同僚の女性と会っていました。「出張」と称して浮気相手と旅行に出かけることもありました。しかし、妻はだんだんと夫の行動に疑念を抱き、探偵を雇って浮気の証拠を掴みました。
浮気が発覚すると、妻は即座に離婚を要求し、Aさんは同僚との恋愛に浮かれていたため、すぐにそれに応じました。
しかし、離婚後も続くと思っていた同僚との関係は、長くは続きませんでした。
Aさんは、子供たちとも疎遠になり、家庭を失ったことの重大さを痛感しました。現在、Aさんは一人暮らしをしており、家族との絆を再構築するために努力していますが、後悔の念が消えることはありません。
事例2:オンラインでの浮気
Bさんは40代で、妻と3人の子供がいました。BさんはIT企業で働いており、オンラインゲームが趣味でした。
オンラインゲームを通じて親しくなった女性と、仕事の合間や夜遅くにオンラインで会話をし、最終的には現実の世界でも会うようになりました。
妻はBさんの変化に気付き、スマートフォンをチェックしたところ、浮気の証拠を発見しました。
妻は浮気を知って離婚を決意し、Bさんは離婚に応じました。
離婚後、Bさんはその女性との関係も解消しましたが、家族との時間を取り戻すことができず、現在は一人で生活し、カウンセリングを受けることで心の整理を試みています。
事例3:出張中の浮気
Cさんは60代で、妻と長年にわたる結婚生活を送り、子供たちはすでに独立していました。
Cさんは頻繁に出張に出る仕事をしており、その出張先で現地の女性と頻繁に関係を持つようになりました。
やがて妻はCさんの行動に不審を抱き、ある日突然出張先に訪れ、浮気現場を目撃しました。
妻は即座に離婚を要求し、Cさんは離婚に同意しました。
離婚後、Cさんは家庭を失ったことで精神的に大きな打撃を受けました。浮気相手との関係も続かず、彼は後悔と孤独の中で暮らしています。現在、Cさんは退職後の生活を見つめ直し、ボランティア活動に参加することで新しい生きがいを見つけようとしています。
浮気で離婚した男性で後悔する人は少なくないと言われています。
おそらく、それは浮気相手との関係が期待していたほど続かない、ということもあるでしょう。そして、浮気の興奮が冷めた後、家庭や子供を失ったことへの後悔が強まることが多いようです。
浮気は民法で定められている法定離婚原因(不貞行為、悪意の遺棄、3年以上の生死不明、回復の見込みのない強度の精神病、その他婚姻を継続しがたい重大な事由)の一つですから、たとえ本人が遊びで一時的な関係だったと主張しても、裁判になれば、離婚成立となります。
このように、不貞行為は許されることではないので、失うものは大きいということですね。
夫が浮気した時の妻の対応
妻は、夫の浮気を疑ったら、やるべきことがあります。
夫の浮気が確定して離婚に発展した時、スムーズに離婚ができるよう、疑った時点から準備を開始します。
1 浮気の証拠集め
証拠がなければ夫に「勘違いだ」と主張されます。なので、相手に有無を言わせない、しっかりした写真付きの証拠があるとよいです。
そのような証拠を集めるのは、素人ではなかなか難しいので、探偵事務所に依頼しましょう。
探偵事務所は、ピンからキリまであるため、どこを選んでよいか悩むはずです。
ここでは、開業年数が長く実績が多い「原一」をオススメします。
2 離婚後の生活の見通し
離婚が現実を帯びてきたら、早い段階で経済的な自立や住居の確保などの準備を行うことが重要です 。
分ける財産もなければ、身一つで離婚することになります。
子供がいれば、なおさらです。
市民相談や県民相談は無料ですし、助言してくれたり適切な相談機関を紹介してくれたりするので、利用してもよいかもしれません。
3 実際の離婚の手続き
実際の離婚の手続きについては、こちらのページを参考にしてください>>【必携】離婚の時のやることリスト女性編 子ありの場合も
コメントを残す