離婚で救われた言葉集

親しい人や身近な人から離婚を告白されたら、咄嗟にどんな言葉をかけてよいのか、迷うことがありますよね。

ここでは、実際に離婚で悩んでいた人が、「この言葉で救われた」「この言葉で決心がついた」と感じた事例を集めてみましたので、参考にしてみてください。

離婚に至る原因は様々ですが、当人が傷ついていることは確かなので、思いやりのある言葉をかけてあげたいですね。

離婚で救われた言葉

ここでは、実際に離婚を経験した人が悩んでいたときに、友人や知人からかけられて救われたり、決心がついたと感じた言葉と、言葉をかける際の注意点についてご紹介します。

ここで言う「相手」とは、離婚を考えている貴方の友人等のことです。

・「本当に大変だったね。勇気を持ってよく頑張ったと思う。また独り身の自由を楽しめるね。」

相手の、離婚の際に辛かったことや苦労したことなどの話にひたすら耳を傾け、困難を乗り越えたことをねぎらう言葉をかけましょう。気持ちに寄り添って共感の言葉をかけることで、相手は同じ立場で向き合ってくれていると感じ、安心感を抱きます。

また、独り身に戻るのは悪いことばかりではなく、独身生活にはそれなりの楽しみがあることを伝えると相手に希望を与えられます。

〜離婚などの人生のイベントでは、複雑な手続きを色々こなす必要があって、大きなストレスになりますよね。そんなときにねぎらいの言葉をかけてもらえると、ホッとします。

・「離婚できて本当によかったね。新しいスタートを切ったじゃない。これから私も応援するよ。」

相手の離婚の経緯を詳しく知っている場合、離婚できたことを一緒に喜ぶ言葉をかけると、友人として、ともに問題に向き合ってくれていると感じ相手は嬉しく思います。

これからも、共に人生を歩んでいく気持ちを伝えることで、友人として信頼できると思ってくれるでしょう。

〜こんなとき、こちらが求めてもいないのに上から目線でアドバイスしてくる人も結構いますね。対等な立場で言葉をかけてくれると、構えずに自然体で話せます。

・「今はとても辛いと思う。私も同じような経験をしてきたので分かるんだけど、どんなに辛いことでも時間が解決してくれるよ。1年後にはきっと、なんであんなに苦しかったんだろうって思えるようになる。傷が癒えるまで待ってみて。」

相手が自分より年下の場合は、自分の経験に基づいたアドバイスは説得力があり、相手も納得しやすいでしょう。

年齢を重ね、人生経験が豊富であれば、どんな問題も時間が解決してくれるのを実感しているので、相手にとって本当に役立つ言葉をかけることができます。

〜失敗の痛手を、この言葉で救われた経験があります。辛いことがあるたびに、自分に言い聞かせていますし、実際に時間が嘘のように解決してくれる場合も多いですね。

・「離婚で人生が終わったような気がしてるのかもしれないけど、それは今の自分の感じ方だから。1回の離婚なんて全然恥じゃないよ。これから自分が変われば、別の人生が開けるし、再婚だってできるかも。」

結婚することが、最高の幸福とは限りません。しかし、この価値観にこだわって結婚した人にとって、離婚は大きな痛手になることがあります。

今は、狭い価値観に縛られているから苦しんでいるのであって、将来考え方が変わり、人生が新しく展開する可能性を伝えることで、相手を励ますことができます。

〜世の中には、結婚こそが女性の一番の幸せであり目標だという考えが、まだ根強くありますね。思い込みを捨てれば人生が好転する可能性を伝えると、相手も勇気が持てるかもしれません。

・「旦那にそんなにこだわらなくてもいいんじゃない?子どもにとって良い父親でないなら、あなた一人でも子どもはちゃんと育てられるよ。子どものことをこんなに考えている親なんだから。」

夫とはもう別れたいのに、子どものために離婚を決断できない人は多いです。相手が生活力のある人であれば、無理に結婚生活を続ける必要はなく、ひとり親でも十分にやっていけると伝えてみましょう。

相手は無理して結婚生活を維持しなくてもいいんだと、気持ちを切り替えるかもしれません。相手が知らない様子なら、母子家庭向けの支援やサービスなどを調べて教えてあげるのもおすすめです。

専業主婦の場合は、片親として経済的自立も目指す必要があるので、相手の状況をよく見て、場合によっては離婚を勧めるのは控えた方が良いでしょう。

〜両親が揃っている家庭が必ずしも良い家庭とは限りません。子どものためにならない父親もいます。子どもの幸せを最優先に考えた言葉をかけられたら良いですね。

・「〇〇(旧姓)さん、おかえり!話したいことがあれば、いつでも言ってね。」

相手がまだ悲しみを引きずっている状態なら、独身に戻った今を受け入れてあげましょう。今の気持ちを理解し、いきなり励ましたりアドバイスしたりせず、いつでも話を聞くつもりであることを伝えてください。

相手の離婚直後の気まずさが和らぎ、その場にいることに安心感を抱けるでしょう。

〜結婚や離婚の経緯を知っている同僚がいる職場にいるのは、気まずいですし、気が引けますよね。明るく旧姓で呼ばれたら、その心遣いが嬉しいし、緊張が解けて安心できますね。

・『何も言わない』

離婚した相手に対して、あえてこちらからは何も言わないという選択肢もあります。ただし、無視するのではなく、その話題に触れずにさりげなく相手の気持ちに寄り添う姿勢でいることが大切です。

〜相手が辛そうで、今は何も語れない状況だと感じた場合には、何も言わずにそばにいてあげるのも励まし方の1つかもしれませんね。

離婚した友人や知人にしてはいけないこと

ここでは、離婚した人にしてはいけないNG行動をご紹介します。

1)離婚についてあれこれ詮索する

離婚に関して詳しく聞くのはNGです。相手が自分から話し始めない限り、離婚の理由や今後のことについて詮索するのは、たとえ親しくても失礼です。

2)「頑張れ」と励ます

たとえ、同じ経験をしていたとしても、相手の辛さは本人にしかわかりません。離婚した時点ですでにかなりの努力をしているため、「頑張って」などの声をかけると、かえって反発心を持たれる可能性があります。

3)可哀そうと同情する

離婚をネガティブな事と思い込み、相手を可哀そうと決めつけ励ますのは、NGです。今は辛そうに見えても、離婚によって相手が幸せになる可能性もあります。同情心からではなく、相手の幸せを応援する気持ちで寄り添いましょう。

4)金銭面の心配をする

離婚すると生活は大きく変わり、多くの不安を抱えることになります。子どもがいて片親になると、金銭的な不安はさらに大きくなります。相手にお金の話をすると、余計に考えて悩ませてしまう可能性があります。金銭的な話題は避けた方が良いでしょう。

〜自分の気持ちを優先せずに相手の立場に立って考えることが大切ですね。離婚した人の気持ちや生活に配慮して、無神経な言動は避けるよう心掛けましょう。

まとめ

今回は、親しい友人や知人から離婚を打ち明けられた際の声のかけ方について、実際に離婚で悩んでいた人が、救われたと感じた言葉の事例を交えてご紹介しました。

離婚で辛い思いをした人に対しては、つい「励まさなければ」という気持ちが強くなり、相手の立場に立って考えることがおろそかになりがちです。親切心で声をかけても、かえって相手を不快にさせてしまうこともあります。

深く傷ついている人に話しかけるときは、細やかな心遣いが必要です。相手の状況をよく見て心情を理解し、思いやりの気持ちを言葉や態度で表せるよう心がけましょう。

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