私は現在44歳、二人の息子を育てています。
28歳(夫は30歳)の時に結婚して、35歳(夫37歳)で離婚をしました。結婚期間は7年程でしたが、20歳の時から同棲をしていたので、一緒に居た期間は15年程になります。
20歳から26歳までは、地元を離れて生活をしていました。
26歳で一緒に地元へ帰り、再就職後の生活に慣れてきて収入も安定してきた2年後に結婚。そして、32歳の時に35年ローンで一軒家を購入しました。
夫が子供が苦手な人だったこともあり、夫との間に子供はいませんでした。
私が離婚を決意した理由
夫と離婚した一番の理由は、夫のモラハラになります。
離婚に向かって進んでしまったきっかけは、26歳の時のUターンから始まったように思います。26歳の時点では、もちろん結婚をしてはいませんが、その時から少しずつ関係性に歪みが出ていたと思います。
地元以外で生活をしていると、頼る相手は夫のみでしたが、地元に戻り、私の交友関係が広がるにつれ、夫の態度や要求内容が異常であることに気付き始めました。
他の人の意見が入るようになると、夫が私をコントロールできなくなり、その苛立ちが態度に表れ始めました。
常に不機嫌な態度をとるようになり、感情をコントロールするのが難しいときは、物に当たったりする行動をとりだしました。いつしかその行動が、自分に向かってくるのではないかと、少しずつ恐怖心を覚えるほどになりました。
不快感や恐怖心で、夫の顔色を伺うように生活する日々や未来に嫌気がさし、離婚を決意しました。
離婚を切り出した時の相手の反応
夫は、いつか離婚を言われるのではないかと思っていたようです。
切り出した時は、「冷静になりたい」と一人で外出していきました。なかなか戻ってこなかったのでそのまま私は就寝。
翌朝、夫が帰宅してリビングで横になっていたので安心しましたが、、、玄関の壁等に血痕があり驚いて声をかけると反応があり生きていたので安堵しました。
どうやら近くの居酒屋で泥酔し、帰宅途中で転倒したようで、怪我をして寝ていました。
お互いの両親の反応は、夫は、実親と仲が悪かったので、夫の両親が離婚を知ったのは数ヶ月後になります。
私に、「息子と連絡が取れない。」と電話をしてきたので、「聞いていないのですか?実は離婚したのですが」と伝えた事で初めて事実を知ったのです。
私の両親は、心配をかけたくなかったので、モラハラ夫だったことを話していなかったし、相談も一切していなかったので、かなり驚いていました。
離婚を具体的にすすめた経緯や困難だったこと
すぐにでも離婚したかったのですが、夫にとりあえず別居をしてみることを提案されました。
私が出ていくと、そのまま帰って来ることはないと分かっていたので、夫が出ていくと言いだし、部屋を探しだしました。
しかし、部屋探しが上手くいかず、離婚を突きつけられたのがショックだったのか、日に日に弱っていく夫。
私は、このままでは話が進まないと思い、不動産屋で働いている友人に連絡をとり、部屋を契約して引っ越し日を決め、夫が仕事へ出かけたと同時に、隠してあった段ボールに荷物を詰めて車に積み込み、夜逃げならぬ朝逃げを一人で決行しました。
自分の身の安全を確保しつつ、夫とは何度も話をして私の決意が変わらないことを示していきました。
困難だったことは、幸いにも子供は居ませんでしたが、共有名義で35年ローンを組んで家を購入していたので、家をどうするかということでした。
お互いに家は手放したいとの考えでしたので、不動産屋に委託をして売却を進めてもらいました。私たちの場合は、売却額よりもローン残債が上回るオーバーローンになりました。3分の1が私の負担でしたので約200万程がローン残債になりました。残債はなんとか貯蓄金より返済しました。夫はどうやって返済をしたのかは、わかりません。
離婚を考えている人へ
離婚を考えている人へ私からのアドバイスをまとめてみました。
1. 自分の気持ちに素直に向き合う
離婚を決断する前に、自分の気持ちに素直に向き合って欲しいです。怒りや悲しみなど、強い感情がある時にすぐに結論を出すのではなくて冷静になり、時間をかけて自分が本当にどうしたいのか、離婚がその解決策になるのかを考えてみて下さい。
2. 専門家に相談する
離婚には法的な問題が伴うため、弁護士などの専門家に相談してみると良いです。カウンセリングを受けたり、感情面でもサポートを受けることも必要だと思います。周りの人の意見を聞くことで、より客観的な判断ができます。
3. 子供のことを考える
子供がいる場合は、その影響についても慎重に考える必要があります。子供の心理的・感情的なサポートも必要です。子供の事を第一に考え、負担をかけないように話し合うことが大切です。
4. 経済的な準備
離婚後の生活を維持できるか、経済的な準備も必要です。財産分与や養育費、生活費などをしっかりと計算し、自分や子供が生活に困らないような計画を立ててください。
5. 離婚以外の解決策の検討
離婚が最終的な解決策ではないかもしれません。コミュニケーション不足や誤解が原因であれば、カウンセリングや仲介サービスを利用して関係を修復することも選択肢の一つです。話し合いをすることで、お互いの気持ちを再確認できる場合もあります。
6. 自分自身の幸せを大切にする
自分自身の幸せが重要です。無理に結婚生活を続けることで、心身の健康に悪影響が出る場合もあります。自分の人生や幸せについて考え、そのために必要な選択をすることが大切です。
~離婚は人生の大きな決断です。精神的、法的、経済的な側面を総合的に考えて、冷静に判断することが必要です。家族や友人、専門家のサポートやアドバイスを受けながら、一度しかない人生です、感情的にならず最善の選択をして下さい。
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