私は2018年に結婚し2023年に離婚しました。
結婚後は夫の実家近くに引っ越し生活をしていました。義母は親切な方で良好な関係を築けていたと思います。
私たちは共働きでほとんど休みが重なることがなかったのですが、お互いの時間を大事に、自由な生活をしていました。そんな中子どもを妊娠したことがわかったのです。
私が離婚を決意した理由
離婚を決意した理由は、一言でいうと、夫と一緒に生活できないと思ったからです。
妊娠してから子どもが生まれ、育てていく中で夫に対する気持ちに変化がありました。
夫は、結婚してからも家事に協力的ではなかったのですが、妊娠をきっかけに協力をしてほしいと夫に助けを求めても一時的には改善しても継続しませんでした。
何度話し合いをしても改善はなく、回数が重なると話も聞いてもらえず、協力もしてもらえませんでした。
その後、子どもが生まれてからも夫は育児に参加することはほとんどなく、休日に家事をするわけでもなく自分の趣味に奔走していました。夫は何より自分の時間が優先で、子どもが生まれても今まで通り自由に生活できると思っていたようです。
私は話し合いをして協力し合って生活していくことを望んでいましたが、話し合いができないので同じ方向を向いて生活していくのが難しいと感じました。向き合ってもらえないことから夫に対して不満や苛立ちが大きくなり、夫を思う気持ちがなくなり、お互いに思いやりが持てない関係になっていました。
離婚を切り出した時の相手の反応
離婚を切り出したのは子どもが生まれて1歳になったころです。
夫は驚いており、ショックを受けているようでした。
離婚に応じてもらえず、離婚を考えた経緯から夫は自分の至らないところを改善すると言い、様子を見ることになりました。その後は夫なりに考え改善していたと思いますが、すでに私の気持ちは離れており、修復は困難なところまで来ていました。
私の両親には離婚に至るまでの経緯をことあるごとに話をしていたため賛成してくれ、必要であればこちらに出向くと言ってくれました。
義母には私から説明をしました。ショックを受けていたようですが、2人の問題だからと反対されることはありませんでした。
離婚を具体的にすすめた経緯や困難だったこと
離婚について何度話しても合意は得られませんでしたが、私は別居することを申し出ました。
理由としては話し合いが進まないことと私の精神的に一緒の家で生活していることが苦痛になっていたからです。
別居には反対されましたが、新居や保育園の見学を進め、別居のための準備を進めました。私の意志は固く別居することを決めていたので最終的に新居が決まり、いつ引越しをするという話をしたところで別居には合意してもらいました。
その後は引っ越しの段取りを進めていったので、離婚についての話し合いは別居後にすることになりました。
別居後にやり取りを重ねましたが、夫が親権を争うと言ったり、面会交流や養育費の面で的外れな要望を言ってきました。
夫が中々応じないことから弁護士へ相談すると、「離婚調停は判決が出るわけではなく、お互いの意見を述べて折り合いをつける場である」と言われました。私は、判決が出るまでに何度も裁判所に行くことや、今までの経緯を他人に事細かに話さないといけないことを知り、今までのことを話すのは苦痛なので離婚調停は避けたいと思いました。
面会交流や養育費の部分で、こちらに有利に話ができるのは協議離婚であることを教えていただき、公正証書を作るように勧められました。
話し合いを重ねましたがお互いの意見がぶつかり歩み寄りができなかったので、第三者が入る方がお互い冷静に話ができると思い、姉の旦那さんに立ち会っていただき話し合いもしました。
その時に少しだけ前向きな話ができ、協議離婚に合意する意思を聞くことができました。公正証書に残す内容を確認したのですが養育費の金額で再びお互いの意見が衝突。お互いの言い分の間を取った金額でも合意が得られず、最終的には子どもと一緒にいることを奪われたと、夫の家族から離婚調停を勧められているといわれ音信不通になりました。
音信不通となり1か月がたったころに義母に連絡を取り、連絡が取れず困っていることを伝えました。
そこで夫が今無職になり気持ち的にも落ち込んでいることを知りましたが、私は子どもを育てないといけません。離婚が成立しなければ多額の保育料を払い、公的補助も受けられず生活が困難になります。
義母には夫へ返信を促してもらうようにお願いをしましたが、そこから何度か連絡をしても既読にもならず返信がない日々が続きました。
音信不通になって2か月が経ったころにようやく夫から協議に合意し、離婚に応じる連絡がありましたが、この時私は夫に対する信用が皆無でした。
その時の協議内容は夫の要望に配慮したもので、2か月も音信不通となった人へ合意できる内容ではありません。改めてこちらが提示した協議内容でなければ協議離婚には応じないこと、応じなければ弁護士を雇って調停離婚の手続きを進めることを伝えました。
夫は自分の要望を押し付けて話に応じる姿勢もなく話が通じません。
私は今提示している内容でなければ協議が成立しないことを繰り返し何度も伝え、これ以上の譲歩はしない姿勢をはっきり示していました。
最後に期日を決め、合意がなければ離婚調停の手続きを進めることを伝えやり取りを終えました。期日当日に協議で合意すると夫から連絡を受け、その日にすぐ区役所で手続きでき無事に離婚することができました。
離婚を考えている人へ
お互い思いあって結婚したはずでも、共に生活していく上でお互いの思いやりや歩み寄りがなければ成り立ちません。
あなたは旦那さんと話し合いができていますか?協力し合えていますか?
不安や不満は必ず出てくるものですが、それに1人でなく夫婦で共有して解決していけることが大事だと思います。
家族のことを考えて踏み切れない気持ちもわかります。
私は子どもが小さく、離婚によって子どもが悲しい思いをするのではないかと悩みました。たくさん悩んだけれど私は母親が辛い表情や苦しい思い、苛立ちや怒りを子どもに見せてしまう環境や両親がそろっていても不仲を感じさせるような環境の方が、子どもにとってはつらいと思いました。
父親がいなくても母親が笑顔で機嫌よく過ごしている方が、子どもも安心して身も心も成長していくと思ったので、私は離婚を決意しました。
自分の幸せが自分の大切な家族や友達にとっても幸せです。ご自身にとっての幸せは何か、自身と向き合って考えて答えを見つけてください。
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