私は、現在33歳。
元夫とは、2018年の5月にマッチングアプリで出会い、約3年ほどお付き合いをした後2021年の7月に結婚。コロナ禍真っただ中のことです。
離婚の話し合いが始まったのが2024年の1月。正式に離婚したのは2024年6月22日です。
お互いに仕事やプライベートでやりたいことがあったこともあり、子どもは作らない方針でいたため子どもはいません。
私が離婚を決意した理由
私たちが結婚したのは、コロナ真っ只中の2021年7月28日。当時は自分が離婚するなんて夢にも思いませんでした。
夫婦の仲に亀裂が生じたのは、2023年の11月頃。きっかけは、私が医療系の専門学校を退学したことです。専門学校を1年足らずで退学した理由は、校長に夫の収入や夫の価値観を否定されてしまったから。自分の大切な人を悪く言う人が代表を務めている学校へは行けない、そう感じ退学しました。今でも、この選択に後悔はありません。
しかし、元夫の考えは全く違いました。
「そんなことで辞めてほしくなかったし、普通に資格取って早く働いてほしかった」
元夫の言い分が十分理解できます。しかし自分の一番大切な人の悪口を言われて、我慢できなかった。
たしかに、世間からみたらそんなことで辞めるなんてって思うかもしれません。でも、私には辞めるに値する理由だった、ただそれだけです。
私は学費も自分で払っていたので、辞めるのも自分の自由だと思っていましたし、辞めたとしてもある程度の期間働いて学費を確保して、また進学しようと思っていました。
もちろん、家庭の負担にならないようにするつもりでした。
しかし元夫は、やると決めたならどんなことがあってもその期間内でコミットすべきという考え方でした。なぜなら、相手だってその期間しんどい思いを少なからずしているし、その期間ならなんとか頑張ろうって思ってるはずだから、と。
元夫の考えは正しいと思うし、私の考えは甘かったと今なら思えます。しかし、当時のわたしは仕事を辞めて専門学校への進学を許してくれた元夫への罪悪感や、資格取得できていない自分への苛立ちで焦っていました。
常にイライラしていて冷静に考えることができていなかったように思います。
学費を貯めるために派遣社員をしばらくしていましたが、契約期間が終了する前に辞めてしまった職場もあり、元夫には迷惑をかけてしまったこともあります。
当時元夫は何も言わなかったけど、きっと苦しくてつらかったでしょう。
元夫はとても優しい人なので、私がその優しさに甘えすぎてしまっていたのかもしれません。それだけは、謝っても謝りきれないしとても後悔しています。
そして、離婚にさらに追い打ちをかけたのが、セックスレス。
わたし達は、結婚当初からレス気味でした。週に1回が月に1回に減り、離婚するまで2年半弱元夫とのセックスはありません。
なんでセックスしてくれないのか問い詰めた結果、とても言いにくそうにこう言われました。
「だって、お腹の肉が…無理」
正直、問い詰めなくても理由は分かっていました。とてつもない言い訳をするなら、前職の美容部員時代、精神的なストレスが多かったこともあり、毎日お酒を浴びるほど飲んでいたせいで20㎏の増量。当時着ていた洋服は全てサイズオーバーで、あの頃の自分は見る影もありません。
でもいざ直接言われると、ショックが大きくて涙が止まりませんでした。自分のせいだとは分かっていましたが、ツラかったです。
このような感じで、2024年1月～2024年4月頃まで毎日地獄のような離婚の話し合いが続きました。
離婚を切り出した時の相手の反応
離婚の話し合いを始めた当初、元夫からは「1か月考えて答えを出したい」と言われていました。
そして1か月期間を空けて出された答えが「やっぱり離婚したい」という決断。元夫なりに、関係を修復できるなら修復したいと思ってくれていたようでした。
しかし、もう夫婦として過ごすことは精神的に辛いと判断したようで、離婚を切り出した時の元夫の反応はかなり落ち着いていました。
私の方が動揺していたと思います。離婚になることは分かっていましたが、いざ相手から言葉にして言われると、辛いものがありました。
離婚を具体的にすすめた経緯や困難だったこと
私たちの場合、離婚を具体的にすすめた経緯は徹底的な話し合いです。4か月ほど真剣に話し合い、お互いの気持ちをさらけ出した結果が離婚という結論になりました。
困難だったことは、財産分与と新居探しです。元夫は転職したばかりで預貯金がほとんどなく、家財もほとんど分与されませんでした。当時転職活動中で無職だった私は、ほぼ無一文で引っ越しをしなければならず、入居審査に通過するのも苦労しました。
引っ越し資金にある程度目処が立つまで同居させてほしいと頼みましたが、拒否されてしまったのも心にダメージが大きかった出来事のひとつです。
離婚を考えている人へ
よく、離婚は結婚よりも労力がいると言われます。
実際に離婚を経験して、本当にその通りだなと痛感しています。
私たちの場合は、話し合いでスムーズに離婚が成立しました。しかし、こんなにすんなり離婚が成立するケースは多くないと思います。
私からのアドバイスは、どんな離婚理由にしろ離婚後のライフプランは入念に練っておくということです。
仕事、住まい、教育、お金など考えることは山ほどあります。特に専業主婦の方や子育て中の方は離婚が本当に正解なのかよく考えてほしいです。
そして、両親の意見は聞かなくて大丈夫。あくまで夫婦の出来事として判断してください。
冷静になって考えた結果、離婚したほうが幸せになることが明白なのであれば離婚は正解なのかもしれません。
私は、離婚して良かったと思うことが多いです。時折寂しくなることもありますが、自由になったことで自分のやりたいこともできているので、今のところ満足しています。
離婚を考えている方のお役に少しでも立てたのなら幸いです。
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