離婚は義両親に申し訳ない?相手の親に挨拶する時のポイント

二人の結婚を誰よりも祝福し、結婚後も何かと気遣ってくれた義理の両親に対し離婚を伝えるのは、たとえ相手のせいだとしても申し訳ない気持ちになるものです。

また、義両親が離婚に激怒している場合なども、どう挨拶してよいか悩みますよね。

ここでは、離婚を相手の親に伝える際のポイントについてお伝えします。

離婚を義両親に申し訳ないと思うケース

ここでは、義理の両親に対して申し訳ないと思うケースと、どのように接すればよいかということについて解説します。

自分の浮気などが原因で離婚した場合

自分の浮気や不倫、借金などが原因で離婚した場合、通常、相手の両親は自分に否定的な感情を抱くことが多いです。こちらも相手の両親に後ろめたさを感じ、申し訳ないと思う場合がほとんどでしょう。

これまで、相手の両親との関係が良好だった場合はなおさらです。こちらから連絡を取ることは、義理の両親を不快にさせる可能性があるため、連絡を取るのは控えた方が良いでしょう。

但し、夫婦の間に子どもがいる場合、義理の両親が子どもに会うことを望む可能性があります。その場合、相手に自分の立場を理解してもらうことは期待せず、節度を保ちながら、ある程度の距離を置いて接することを心がけましょう。

調停や裁判を経て離婚した場合

離婚の話し合いが長期化し調停や裁判で争った末に離婚した場合、相手の両親は終始相手の味方であり、離婚成立後も自分に対して否定的な感情を抱いている可能性があります。

こちらも、義理の両親に対して良い感情を持つのはむずかしいでしょう。しかし、相手の両親を争いに巻き込んだことを後悔し、申し訳なく感じることもあるかもしれません。

夫婦の間に子どもがいない場合は、離婚後に義理の両親に会わずにいても問題はありません。

しかし、子どもがいて、義理の両親が孫に会いたがっている場合、他人同士として距離を置いた関係を保ちながら、会う機会を設けることを検討してみましょう。

相手の浮気が原因で離婚した場合

離婚の原因が相手の浮気や不倫で、その事実を相手の両親も認めている場合、義理の両親がこちらに申し訳ないという気持ちを抱いている可能性が高いです。

一方で、こちらもわだかまりを抱えており、義理の両親とは顔を合わせづらく、できれば会って話をしたくないと思うかもしれません。夫婦の間に子どもがいない場合は、お互いに他人同士と割り切り、関わりを持たないことで問題を避けることができます。

しかし、夫婦の間に子どもがいる場合、義理の両親と自分の子どもが、互いに相手を大切に思っている可能性があり、会うことを望んでいるかもしれません。

相手の浮気や不倫が原因で離婚した場合、多くの人は相手の両親や親せきとの交流を断っています。それでも、義理の両親と子どもの交流だけは続けさせたいと思う場合は、無理のない範囲で祖父母と孫を会わせることを検討する必要があります。

離婚後に相手の親に挨拶する際のポイント

 

ここでは、結婚後に仲良くやっていた義両親の場合、結婚後に何かと干渉するなど仲があまり良くなかった義両親の場合、離婚を激怒している義両親の場合に分けてポイントをお伝えします。

義両親に離婚の挨拶する時の一般的なポイント

離婚をしたら、相手の両親とは関わりがなくなるため、一般的には必ずしも直接挨拶をする必要はありません。

しかし、義理の両親に挨拶をして離婚の意思を表明することで、自分の気持ちに区切りをつけられる可能性があります。また、夫婦間に子どもがいたり、義理の両親との間に金銭的な借りがあったりして、離婚後の関わりが避けられない場合挨拶をしておくことが必要になります。

離婚原因が夫婦のどちらにあるにせよ、相手の両親は自分の子どもを擁護する可能性が高いです。

離婚を避けてほしいと思っている義理の両親に、離婚が確定する前に挨拶をしてしまうと、一方的に責められたり、離婚条件に介入されたり、思い直すよう説得されたりする可能性があります。

離婚は本人同士が決めることです。

義理の両親の干渉で状況をこじらせて時間を無駄にするのを防ぐため、離婚が確定してからすぐに挨拶をした方が良いでしょう。離婚後であっても、挨拶のタイミングが遅くなると、先方に失礼と捉えられる可能性もあるため、なるべく早めに挨拶を済ませましょう。

次に、挨拶をする場合の義両親とのそれぞれの関係に応じた、ポイントをご説明します。

仲の良かった義両親への挨拶のポイント

婚姻中に義理の両親と親しい交流があり、良好な関係を築いていた場合は、できれば直接会って挨拶するのが良いでしょう。対面での挨拶はお互いの気持ちを一番伝えやすい方法です。

夫婦の間に子どもがいる場合、離婚後に義理の両親に支援を依頼する可能性もあります。義理の両親には離婚の運びとなったことへの謝罪や、これまでの感謝の気持ちを誠意をもって伝えましょう。

相手の両親と仲が良く離婚に対して理解を示していても、会って話をするのは心苦しい場合や、義理の両親が遠方に住んでいる場合は、手紙や電話で挨拶するという方法もあります。

手紙は伝えたいことを、整理して伝えることができます。また、遠方に住んでいて直接会いに行くのが難しい場合、電話も便利です。しかし、離婚のような重要な要件を手紙や電話で報告するのは失礼、と受け取られる可能性もあります。

手紙や電話には「本来直接会ってご報告すべきところですが、手紙(電話)での挨拶となってしまい、申し訳ありませんなどの言葉を、一言添えると良いでしょう。

あまり仲よくなかった義両親への挨拶のポイント

婚姻中に仲がよくなかった相手の両親に挨拶するのは気が重いものですし、一般的には、離婚後に義理の両親に挨拶をする義務はありません。

お互いに相手に対して良い感情を持っていない場合、直接会ったり、電話で話したりすると、感情が高ぶって冷静に会話ができず、険悪な雰囲気になってしまう可能性もあります。そのため、挨拶は控えた方が良いでしょう。

それでも、お互いの関係にけじめをつけたい、子どものために今後も会う必要があり挨拶だけはしておきたい、という場合は、手紙という方法をとると良いかもしれません。

手紙なら、伝えたい内容をじっくり考えて、推敲してから送ることができるので、後で後悔する可能性が低いです。ただし、手紙での離婚の挨拶は、簡便過ぎて失礼と受け取られることもあります。

この場合も、手紙に「本来直接会って報告すべきところ、手紙での挨拶になってしまい、申し訳ありません」という、失礼を詫びる言葉を添えることが大切です。

メールやLINE、SNSでの挨拶は、離婚を軽々しく捉えている印象を持たれる可能性もあります。特に年配の義理の両親には、これらの方法による挨拶は避けた方が良いですヨ。

離婚を激怒している義両親への挨拶のポイント

浮気や不倫、借金など、離婚の原因が自分にあり、相手の両親が激怒している場合、直接顔を合わせて挨拶をすると、感情的な対話になり、冷静に話すことが難しくなる可能性が高いです。できれば、挨拶は控えた方が良いでしょう。

しかし、挨拶をまったくしないままでいた場合、義理の両親の不快感がますます募るかもしれません。子供のために、今後義理の両親に会う必要がある場合、再会したときにお互いにかなり気まずい思いをする可能性があります。

この場合は、手紙で形式的な離婚の報告をすることを検討しましょう。感情を抑え、事務的な内容にすることで、義理の両親は反論しづらくなり、二人の気持ちが落ち着くまで、時間を稼ぐことができます。

ただし、事務的な内容の手紙は、不誠実と受け取られることもあります。そのため、手紙の冒頭には「本来直接会ってご報告すべきところですが、手紙での挨拶となってしまい、申し訳ありません」といった、丁重な言葉を添えましょう。

まとめ

相手の両親と仲が良くても良くなくても、離婚の報告や挨拶をするのはとても気が重いですよね。自分が原因で相手の両親を激怒させてしまっている場合は、どう対処すればよいかも分かりません。

義理の両親との関係は人それぞれで、一概に、このケースではこの挨拶の仕方が正しい、とは言えません。自分の立場や義理の両親との関係を良く見据えたうえで、柔軟に対応することが大切です。

かつて愛した人の両親には、最後までよく思われたいという気持ちを捨てられないかもしれません。しかし、一番優先すべきは、自分や子どもとの生活です。今後、縁が切れてしまう関係は手放して、未来に焦点を当てて行動することをおすすめします。

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