離婚の話し合いをする場所はどこにすべき?ケースごとにご紹介!

離婚の話し合いは感情的になることもあり、子供がいる場合は、ゼッタイに聞かせたくないものです。

ここでは、離婚をしようとどちらかが相手に持ちかけた時から財産分与など法的なことを決めるまでの各段階において、話し合いの場所はどこが適切なのかをご紹介したいと思います。

離婚の話し合い場所を決めるにあたっての注意点やポイント

ここでは、離婚の話し合いをする際の場所の注意点やポイントについてご説明します。

プライバシーの確保

周りに聞かれる心配のない、静かで落ち着いた場所を選びましょう。プライバシーが確保されていることで、感情的な話や個人的な事情についても安心して話すことができます。

ただ、感情的になることを避けるために、奥まった席などプライバシーに配慮できればファミレスなどあえてオープンな場所を選ぶのは悪くはありません。

相手の性格や自身の状況から、判断したいものです。

中立的な場所

自宅や片方の実家など、どちらか一方に有利または感情的に負担となる場所は避けましょう。カフェや貸し会議室、弁護士のオフィスなど、中立的な場所で話し合うのが良いです。

感情のコントロールがしやすい場所

感情的になりやすい話題のため、話し合いが穏やかに進められる場所を選びましょう。

前述のあえて人目があるファミレスやカフェの他に、穏やかな季節ならば公園のベンチなど、リラックスできる所も候補になり得ます。

時間の制約が少ない場所

話し合いには時間がかかることもあるため、時間の制約が少なく、途中で中断されにくい場所を選ぶことも重要です。予約制の会議室を長めに確保しておくことも良い選択です。

第三者の立ち会い

必要に応じて、弁護士やカウンセラーなどの専門家が立ち会える場所を選ぶと安心です。第三者がいることで、話し合いが円滑に進むことがあります。

利便性

互いにアクセスしやすい場所を選ぶことも大切です。交通の便が良い場所や駐車場がある場所を選ぶと、話し合いに集中しやすくなります。

子どもがいる場合の配慮

子どもがいる場合は、子どもが話し合いの内容を聞くことがないように配慮しましょう。また、話し合いの間、子どもの世話をしてくれる人がいると安心です。

離婚の話し合いをするにあたっての注意点

離婚の話し合いを行うにあたり、前もって押さえておきたい注意点がいくつかあります。

二人だけで話し合いをする

離婚の話し合いの内容は、なるべく他人には聞かれたくないものです。決して他人に知られたくない話題もあるでしょう。そのため、離婚の話し合いは基本的に二人だけですることをおすすめします。

話し合いがスムーズに進めば、二人だけで問題を解決できる場合もあります。お互いの言葉にじっくり耳を傾けられる、落ち着いた場所を選ぶと良いでしょう。

話し合いの前に、相手の話を途中で遮らない、感情的にならない、ある程度の時間を超えたら休憩を取るなどのルールをあらかじめ決めておくと、スムーズに進む可能性が高くなります。

〜離婚の話し合いは、お互いにヒートアップして、結局ただの夫婦げんかに終わる場合も多いです。焦らず冷静に話し合えるよう心がけましょう。

事前に離婚後の生活設計をしておく

話し合いの前に、離婚後の生活について十分に考え、計画を立てておくことが大切です。

経済的に相手に依存している場合、離婚後の生活が成り立たないことを理由に、こちらが離婚を希望しても相手が離婚を拒む可能性もあります。

貯金を増やす、仕事を見つける、離婚後の住居を検討するなど、離婚後の生活の準備をしておくと、相手に反論の余地を与えず、納得させることができます。

〜経済的に頼っている負い目から、対等な立場で夫と向き合えない場合もあります。精神的にも自立できるように、しっかり離婚後の生活設計を立てておきましょう。

第三者のサポートを求める場合もある

婚姻中から会う機会が少なく、あらためて二人で話すのが気まずい場合や、二人だけの話し合いでは解決がむずかしい場合は、第三者を交えて話し合う方法もあります。

二人の共通の友人や離婚経験のある親しい友人など、信頼できて二人の関係を公平に見てくれる人が間に入ると、二人だけのときより冷静で客観的な判断がしやすくなる可能性があります。

基本的に意見を言わず、サポート役として参加してくれる人を選ぶことが大切です。

弁護士に相談しておく

離婚後は、法的にも、金銭的にもさまざまな課題をクリアしていく必要が出てきます。離婚を決めてから問題が起き、自分だけでは対処できないこともあります。

離婚の話を切り出す前に、離婚問題に詳しい弁護士に相談し、専門的なアドバイスを受けておくこともアリです。離婚後の自分の権利や義務について理解でき、離婚後に予想外の事態が起きても慌てずに対処できるようになります。

〜弁護士に相談する際は、費用がかかります。費用をかけても依頼した方が良いのか確認したい場合は、まずは法律事務所や行政の無料相談サービスを利用するのがおすすめです。

離婚の話し合い場所として適切な場所(シーン別)

話し合いの準備が出来たら、話し合いの場所や日時、方法を決める必要があります。話し合いを成功させるためには、適切な場所選びが重要になってきます。

ここでは、話し合いの場所として適切な場所をシーン別にご紹介します。

二人だけの場合

離婚の話し合いでは、お互いに感情的になりがちです。

自宅など、閉ざされた場所で話し合うと、人目を気にせずにすむため感情を抑えられず口論になり、最悪の場合、相手がどなったり暴れたりする可能性もあります。

互いの性格にもよりますが、そうしたことが懸念される場合は、あえて人目があるオープンな場所を選択することもオススメです。

人目がある場所であれば、言葉や態度を選び、建設的な話し合いがしやすくなります。プライバシーのために、席の配置があまり接近していないカフェや喫茶店、ファミレスなどを選ぶと良いでしょう。

ファミレスでは、食事をする気分でなければ、食事する必要はありません。また、後悔するようなことを言ってしまうこともあるので、お酒はNGです。

子供がいる場合

離婚の話し合いの内容は、他人には知られたくないため、基本的には二人だけで行うものです。しかし、感情的になり話し合いがスムーズに進まない場合は、お互いの考えや主張を、客観的に観てくれる第三者に同席してもらう方法もあります。

自分や相手の実家で、両親や義理の両親などの第三者に立ち会ってもらうと、落ち着いて自分の気持ちを伝えることができ、話し合いがスムーズに進む可能性があります。

しかし、相手からするとアウェイな場所になってしまう可能性もあり、あくまで相手が同意した場合のみであることや、両親が中立的な立場で物事を平等に判断してくれる場合に限ります。

〜子供がいる場合、実家を選ぶと両親が話し合いの最中に子どもの面倒を見てくれます。両親の介入でかえって話がこじれてしまった場合は、子どもだけを託して、夫婦は場所を移すと良いですね。

第三者を交える場合

信頼できる親しい友人に同席してもらうと、お互いの考えや状況に対して、より客観的に対応してもらえるため、冷静に話し合いが進む可能性があります。

既に離婚を経験している友人なら、自分の経験から公的な手続きなどを含め、実際的なアドバイスをしてくれるかもしれません。

友人に同席してもらう場合は、オープンな場所以外の、自宅や個室のある飲食店などを選んでも良いでしょう。

個室ではありませんが、ホテルのラウンジなども、周囲のことがあまり気にならないかもしれません。

離婚経験者の友人はお互いの心情もよく理解してくれそうですね。第三者としては、適任かもしれません。

法的な事を話し合いたい場合

離婚の話し合いに弁護士に立ち会ってもらうと、法律や財産分与などの金銭面を含めた専門的なアドバイスが期待できます。弁護士は身内や親しい友人とは異なり、公平な視点で助言してくれるため、信頼性が高いです。

親しい間柄ではない第三者が立ち会うため、落ち着いた喫茶店など自宅以外の場所や法律事務所などを選ぶと良いでしょう。

弁護士のようなまったくの第三者が介入する場合、どんな場所であっても自分を客観的に見ることができ、冷静に話し合いを進められるでしょう。

まとめ

今回は、離婚の話し合いをする際の注意点やポイント、話し合いに適した場所の選び方について、シーンや目的別にご説明しました。

離婚の話し合いを成功させるためには、とにかく冷静でいることが大切です。感情的になると話し合いが長引き、話がこじれて、離婚が成立するまでにより時間がかかる可能性があります。

親や友人の助けを借りることで話し合いがスムーズに進む場合もあります。どうすれば、落ち着いて話し合いができるのかをよく考え、適切な場所を選んで話し合いに臨みましょう。

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